【 大川隆法総裁法話「奇跡を感じよう」より抜粋 】

例えば病気をする。

この現象、病気が起きているという現象をただ争わないで受け入れてください。

「私の人生の途中で、こういう課題がいま現れてきた」ということを受け入れてください。

夫婦で騒動があっても受け入れてください。

親子で問題が起きても受け入れてください。

あるいは父母と問題が起きても受け入れてください。

「とうとう自分の人生の問題集の一つが出てきたんだな」「いま出てきたんだな」というかたちで、それを静かに受け入れる心を持ってください。

そして、この世に偶然なるものは何もないのだということを知ってください。

じたばたするのをやめて、判断を下すのをやめて、静かに受け入れなさい。

受け入れたときに浮力が湧いてきますから。 生きていく力がグーッと上がってきます。

そのときに奇跡が訪れてきます。

今まで自我力で頑張っていて、苦しんで苦しんで、世の中が地獄に見えて「自分が地獄の底であがいていた」と思っていたのが、実はそうでなかったことが分かります。

だから大きな力に「大いなる力に委ねる」という気持ちを持ってください。

そうすれば、あなたがたは自然自然に気がつかないうちに救われているでしょう。

自我力で自分の力で「自己防衛しよう」と思っているうちには、奇跡は起きません。

自分の知識や経験や判断、善悪の分別力、こういうもので解決しようと思っているうちは奇跡は起きないんです。

ところが、いま言ったとおり、大宇宙の心に一体になって自分の身を委ねたときに奇跡が起きてきます。

それを感じ取ってください。

今日からどうかですね、そういう瞑想の時間を一日に十五分でも結構ですから取ってみてください。

自分の計らい心でいろんなことを解決しようと思っているのをいったん全部やめて、「そのままありのままに受け取ろう」「目の前に現れたことを そのまま受け取ろう」という気持ちになってください。

そして奇跡がその身に臨んでくるのを感じ取ってください。 心境の違いが現れてきますよ。