大川隆法総裁「悟りに到る道」

（『大川隆法 初期重要講演集ベストセレクション⑥』第1章 所収）

私は、希望というものを胸に輝かせている方というのは、やはり自分が神の子であるということを確信している人ではないかなというふうに思うんですね。

自分が神の子であり、ダイヤモンドであるということを、ダイヤモンドの原石であるということを

確信できている人は、たとえどのような暗い事態が目の前に現れてこようとも、たとえどのような困難や苦難や悲しみが 現れてこようとも、奥深いところで輝きがありますから、これが希望になっていくんだと思います。そうした自分自身の自己認識がありますし、希望を持って生きるために

さらに大切なものは何であるかというと、私はこれが「神への信仰」だと思うんです。

暗い気持ちで生きている方、自己卑下的になったり、また自虐的になったりまた愚痴を言ったり不平を言ったり、不満を言って生きている人たちの特徴は、みんな心に希望がありません。心に希望がないです。心に希望のない方の特徴はいったい何であるかというと、神への信仰がありません。たとえ どのような事態が起きてきたとしても、この三次元の世界もこの地上の世界も、神が創られた世界であり、神が「かくあれ」そして「素晴らしい」と思っておられる世界であるならば、必ずや輝きに満ちたものになるしかないという、そういう発見があってよいはずなんです。

自分一人のちっちゃな心でもって見た場合には、これは自分をいじめているようにも見えるかもしれないし、自分を苦しめているようにも見えることもあるかもしれないけれども、「おそらくは 大いなる神の目から見たらこれは違うんだ。意味づけはきっと違うに違いない。神様は大きな目で人間の転生輪廻というものを見ておられる。人間というのは、何千年何万年それ以上の歴史のなかを何度も何度も地上に生まれ変わって、数十年の人生を約束されている。このなかで、いろんな出来事があって魂が磨かれるというのは、これは本当はうれしいことなんだ。神様が自分を進化させようとしてやっておられることなんだ。だからこれを、世を苛み世間の人々を恨むために考えるのは

間違っているのであって、このなかに必ず、自分の進歩を約束するものがあるんだ。進化を約束するものがあるんだ。このなかに希望を見なければいけないんだ」これは神への信仰であります。そう「信頼」と言い換えてもいい。神への信頼、信仰です。これを持たなければなりません